「マンガの嘘」を疑ってかかったら、実は「氷並みに滑る」という衝撃の事実が発覚。
マンガやアニメでおなじみの「バナナの皮を踏んでステーンと転ぶ」シーン。あれは単なるギャグ表現なのでしょうか、それとも科学的な根拠があるのでしょうか?北里大学の研究チームは、この長年の疑問に終止符を打つべく、真面目な実験を行いました。
研究チームは、バナナの皮をリノリウムの床に置き、その上から靴で踏みつけた際の「摩擦係数」を精密機器で測定しました。比較対象として、リンゴやミカンの皮でも同様の実験を行いました。
驚くべきことに、バナナの皮の内側には「濾胞(ろほう)ゲル」と呼ばれるヌルヌルした物質が詰まっており、踏みつけられるとそれが潤滑油のように広がり、摩擦係数が氷の上と同じくらい低くなることが判明しました。リンゴやミカンの皮ではこの現象は起きませんでした。
「バナナの皮で滑る」は、物理学的にも極めて理にかなった現象でした。マンガの表現は、実は自然界の法則を正確に捉えていたのです。道端にバナナの皮が落ちていたら、絶対に踏まないようにしましょう。